はじめに
ミラーレス全盛の今、中古一眼レフは「安く本格的な写真を始めたい人」にとって狙い目の市場です。ただしフィルム時代から続く機構ゆえ、チェックすべきポイントはミラーレスより多め。本ガイドでは購入前に見るべき注意点を9項目のチェックリストにまとめました。
買う前のチェックリスト9項目
1. シャッター回数
一眼レフの寿命を測る最重要指標です。目安は以下の通り。
| クラス | 耐久目安 | 中古で安心な範囲 |
|---|---|---|
| エントリー機 | 約10万回 | 〜5万回 |
| 中級機 | 15〜20万回 | 〜8万回 |
| プロ機 | 30万回以上 | 〜15万回 |
ExifデータやWebの判定ツールで確認できます。店頭では表記がある店を選ぶと安心です。
2. ミラー・ファインダーの状態
ファインダーを覗いてゴミ・カビ・曇りがないか確認します。多少のゴミは写りに影響しませんが、カビは進行するため避けましょう。ミラーアップ時の動作音に異常がないかも重要です。
3. センサーのゴミ・傷
絞りを絞って白い壁を撮影し、同じ位置に写る黒点がないか確認します。清掃で取れるゴミか、コーティング傷かの見極めが難しい場合は、保証のある店で買うのが安全です。
4. AF精度
近距離・遠距離でピントが合うか、前ピン・後ピンがないかを確認します。位相差AFの一眼レフは経年でズレることがあり、微調整機能の有無もチェックポイントです。
5. 外観より「底面と端子」
外装の擦れより、三脚穴周りの傷(ヘビーユース痕)、端子カバーの緩み、バッテリー室の腐食の方が使用強度を物語ります。
6. バッテリーの型番と入手性
古いモデルは純正バッテリーが生産終了している場合があります。互換品頼みになるモデルは避けるか、予備付き個体を選びましょう。
7. レンズ資産で選ぶ
一眼レフ最大の魅力は豊富で安価な中古レンズ資産です。ボディ単体の性能より「そのマウントのレンズが中古でどれだけ安く手に入るか」で選ぶと満足度が上がります。レンズ側の状態確認は中古レンズのカビ・クモリの見分け方で詳しく解説しています。
8. 保証の有無
中古カメラ専門店の多くは3〜6ヶ月保証を付けています。機構部品の多い一眼レフでは保証の価値が大きいため、初めての1台は保証付きを強く推奨します。
9. 相場を把握してから買う
同モデルの実売相場を知らずに買うと高掴みします。全体の選び方は中古カメラの買い方ガイドも参考にしてください。
一眼レフとミラーレス、どちらを買うべき?
光学ファインダーの自然な見え方・バッテリー持ち・安いレンズ資産を求めるなら一眼レフ、最新AF・動画性能・小型軽量を求めるならミラーレスです。ミラーレス側の候補としては、APS-Cで人気のFUJIFILM X-S20や、フルサイズのNikon Z6IIIあたりが中古市場でも定番です。ほかの候補は中古ガジェット一覧から比較できます。
まとめ
中古一眼レフは「シャッター回数・ファインダー・センサー・AF」の4点を押さえれば大きな失敗は避けられます。安くなった今こそ、レンズ資産ごと楽しめる一眼レフの狙い時です。手持ち機材を売って買い替え資金にするなら買取価格診断で目安を確認してみてください。